加熱式タバコ「glo」「Ploom TECH」のリサイクル!対象エリアまとめ

居住エリアによって、細かなゴミの分別は異なりますが、ゴミを出す際に注意しなければいけないのが、出してはいけないゴミを把握すること。

家庭で不要になった携帯電話やデジタルカメラ、モバイルバッテリーなどの小型電気電子機器(小型家電)はごみステーションでは収集しないとされていますが、同じ部類に入るのが加熱式たばこ。

小型電気電子機器(小型家電)の中には、鉄や銅などの金属のほか、希少な資源「レアメタル」が含まれています。最終的には埋め立てられるゴミを軽減するとともに、限りある資源を有効活用しようという動きが活発化されています。

しかし、限りある資源の有効活用以前に、もっと重大な問題として、全国で加熱式たばこを含む小型電気電子機器(小型家電)が不燃ゴミの中に混入しており、それが発端でごみ収集車の火災が相次いでいるのはご存知でしょうか。

単に、ゴミの分別だけの問題ではなく、収集してくれている方への人的被害にも関係してくるお話にもなります。

そこで、今回は加熱式たばこを愛用されている方で、使用済みとなった加熱式たばこのデバイスや付属品の処分方法や、リサイクルで引き取ってくれるお店があるのか、など知らない方も多いと思いますので、適切に処分する方法を紹介していきたいと思います。

glo」「Ploom TECH」のリサイクル事業開始

一般社団法人日本たばこ協会とブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BAT)および日本たばこ産業(JT)は、使用済みの加熱式たばこで、対象デバイスである「glo」シリーズ(「glo hyper(グロー・ハイパー)」、「glo pro(グロー・プロ)」、「glo nano(グロー・ナノ)」、「glo series2 mini」(取扱終了)、「glo series2」(取扱終了))および「Ploom」各種デバイス(「Ploom S(プルーム・エス)」、「Ploom TECH(プルーム・テック)」、「Ploom TECH +(プルーム・テック・プラス)」)などに関するリサイクル事業について、20202月より首都圏の一部たばこ販売店で開始の発表があり、101日からは対象エリアが大幅に拡大することとなりました。

回収の対象となるのは、「glo」シリーズおよび「Ploom」シリーズの「Ploom S(プルーム・エス)」、「Ploom TECH(プルーム・テック)」、「Ploom TECH +(プルーム・テック・プラス)」の本体およびカプセル、カートリッジとなります。

IQOS(アイコス)は回収対象外となります。他、たばこスティックや箱などの包装材、ACアダプター、ケーブルは対象外となります。

回収方法は、「glo」シリーズおよび「Ploom」シリーズをお使いのユーザーが直接回収店舗に持ち込んだデバイス、各種製品を対象に日本たばこ協会が回収し、「適切にリサイクル」するとしています。

回収店舗の目印として、店頭にリサイクルマークステッカーを掲示しているので、対象店舗が「glo」シリーズおよび「Ploom」シリーズの対象デバイスおよび各種製品を引き取れることになります。

今回のリサイクル事業は、「使用済みの加熱式タバコデバイスなどは現在、各自治体のルールに則って、ユーザー自身で廃棄をお願いしているが、加熱式タバコ市場の成長にともなう、リサイクルに対する関心の高まりや、廃棄方法に困ったユーザーへの対応を目的に、タバコ業界の自主的な取り組みとして、使用済みデバイスなどの回収を実施することにした」とアナウンスしている、とのことです。

なお、リサイクルで回収する製品で対象外となっているACアダプターやケーブルの処分ですが、ACアダプターやケーブルは各行政の公共機関などに設置されている「使用済み小型家電回収ボックス」(緑のボックス)で処分が可能です。

使用済み小型家電回収ボックスは携帯電話、音楽プレーヤー、携帯ゲーム機器、デジタルカメラなどを回収する専用ボックスであり、ACアダプターやケーブルもその回収対象となっているので、そちらで処分しましょう。

処分する時間帯は公共施設の営業時間内の対応となりますので、土日祝日や深夜の休館時には処分ができませんので、注意しましょう。

なお、設置場所は「使用済み小型家電回収ボックスの設置施設一覧」が、各居住地区のホームページに掲載されています(例:図書館や公民館など公共施設付近に設置されていることが多い)。

定められた設置場所に正しく処分するようにしましょう。

対象エリアまとめ

今回のリサイクル事業の取り込みとしては、たばこ業界の自主的な取り組みとして行っており、リサイクルに対する利用者の関心の高まりや、廃棄方法がわからない利用者への対応を目的としています。

21日~(既存の対象エリア)

東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県の一部タバコ販売店など約350店舗となっています。

なお、回収店舗には、目印として店頭にリサイクルマークステッカーを掲示するとのことです。また発表では、回収について「お客さまから回収店舗にお持ち込みいただいた対象物を、日本たばこ協会が回収し、適切にリサイクルする」とコメントしています。

101日~(今回の拡大エリア)

202010月以降は首都圏以外に北海道、宮城県、栃木県、群馬県、新潟県、石川県、長野県、愛知県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、鳥取県、岡山県、広島県、福岡県、佐賀県の一部タバコ販売店など約550店舗。

まとめ

今回は、日本たばこ協会とブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BAT)および日本たばこ産業(JT)が発表したリサイクル事業開始と、それに伴う「glo」シリーズおよび「Ploom」シリーズの処分方法、回収店舗、回収対応の都道府県に関する紹介をしました。

現在、IQOSの処分はACアダプター、ケーブル同様、各行政の公共機関などに設置されている「使用済み小型家電回収ボックス」(緑のボックス)で処分が可能とのことです。

加熱式たばこで最も利用が多いとされるIQOS(アイコス)はリサイクル対象外とされていますが、IQOSも次々と最新モデルが登場し、買い換えている方も多いと思いますので、近いうちにリサイクルや新たな処分に関する適切な情報が発表されることと思います。

glo」シリーズおよび「Ploom」シリーズの処分をお考えの方は、これを機に処分方法並びに、リサイクル回収店舗を確認の上、適切に処分していただければ幸いです。

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