最近Twitterや専用のブログサイトなどSNSでも話題になっているCBD。
CBDは不眠解消・睡眠促進やリラックス効果、鎮痛効果として注目されていることもあり、海外製だけでなく、日本製の製品も徐々に広がりをみせ、製品自体が多く取り扱われています。
ただし、購入検討も含めてグーグルで検索すると、莫大な商品数がヒットするため、自分にあった商品を探すのは一苦労です。
そして、CBD商品を見比べていると、「フルスペクトラムCBD」または「ブロードスペクトラムCBD」という表示が出てきますが、あまり広く知られていませんよね。
そこで今回は、この2つの違いは何か?
どちらかの製品が優れていて、あなたにぴったりなのかみていきましょう。
THCがあるかないかの違い
THCとは大麻が持つ1つの成分で、人をハイにさせる、いわゆる中毒作用の元となる成分を示します。
消費者はそのTHCの成分の摂取を避ける方も多いため、後発としてブロードスペクトラムCBDが誕生。
つまり、フルスペクトラムCBDは微量ですがTHCを含み、とブロードスペクトラムCBDはTHCを全く含みません。
では詳しくフルスペクトラムCBDとは?また、ブロードスペクトラムCBDとは?その違いについてみていきたいと思います。
フルスペクトラムCBDとは
フルスペクトラム(Full Spectrum)は直訳すると、全範囲という意味です。
ヘンプに含まれるカンナビノイドは100種類以上あると言われおり、そのうち現在最も有名なカンナビノイドがCBD(カンナビジオール)になります。
フルスペクトルとは主に植物の花、枝、茎、葉、場合によっては根にも含まれ、つまりヘンプに含まれるカンナビノイドが全て入っている製品、ということになります。
またカンナビノイド以外にもヘンプに含まれるテルペン・必須ビタミン・ミネラル・脂肪酸・繊維・タンパク質・クロロフィル・フラボノイド、そしてその他の有益な成分が含まれます。
また、フルスペクトラムCBDは、大麻が持つ全ての成分が含まれていることから、テルペンやビタミンに加え、人をハイにさせるTHCという成分も微量に含まれて抽出されます。
フルスペクトラムCBDのメリットは、CBD単独で摂取してもリラックス効果や鎮痛などの効力はありますが、CBDと大麻に含まれるテルペンなどの他の成分と一緒に摂取することでより効果が高まると言われており、これをアントラージュ(側近)効果といいます。
相互作用によるアントラージュ効果を得たい方はフルスペクトラムCBDがおすすめです。
ブロードスペクトラムCBDとは
ブロードスペクトラム(Broad Spectrum)は直訳すると、広範囲という意味です。
いわゆる薬効範囲が広い、広範囲に使用されることを意味しています。身近なブロードスペクトラム製品では日焼け止めが該当します。
海外ではブロードスペクトラムという表記でUVAやUVB、UVCで防ぐことを表記されていることがあると思います。
日焼け止めにおけるブロードスペクトラムというのは「広範囲の波長の紫外線を防止する」という意味で使われています。
ブロードスペクトラムCBDは、フルスペクトラムCBDから人をハイにさせると言われるTHCが除去されたものになります。
ヘンプに含まれるカンナビノイドのうち、由来のCBD商品はほんの微量しかTHCを含まず、ハイになるとは考えられないものの、多くの人がTHCの摂取を一切避けようとします。
そういった消費者のために、多くの企業がブロードスペクトラムCBD商品を販売しています。
2種類の選び方は?
フルスペクトラムCBDは単一のCBDに比べて優れている点は以下の2つです。
- フルスペクトラムCBDは単一のCBDに比べて、体感性がいい。
フルスペクトラムCBDは、様々な種類の機能性成分を含んでいるため、CBDと相乗効果を伴い、効果をより感じられます。
- フルスペクトラムCBDは単一のCBDに比べて、自然な状態に近い。
麻の成分を出来る限り抽出し、テルペン、フラボノイド、カンナビノイドなどの重要な成分が多数入っているため、より天然な状態で成分を体内に取り入れることができるのが魅力です。
天然な成分を取り入れたい、より効果を感じたい方はフルスペクトラムCBDをおすすめします。
ブロードスペクトラムCBDはフルスペクトラムCBDに比べて支持される点は以下の2つです。
- ブロードスペクトラムCBDはフルスペクトラムCBDと違い、THCが除去されている。
大麻の成分となるTHCは人をハイにさせる成分が含まれるため、THCを除去したブロードスペクトラムCBDが断然安心して摂取できる点で支持されています。
- ブロードスペクトラムCBDはフルスペクトラムCBDに比べて、味にクセがない。
わかりやすく例えると、フルスペクトラムCBDは全粒粉や玄米、ブロードスペクトラムCBDは小麦粉や白米といったようなものになります。
全粒粉や玄米は、栄養価が非常に高いという点においてはメリットなのですが、味が苦手というデメリットもあります。
CBDはゆっくり吸い込むことや、毛細血管に染み渡るように長く息を留めておくこと、ゆっくり吐き出すなど、口内に長く留めて使用するものですので、特に初心者の方は、味に苦味があると、かえってストレスになってしまうことがあります。
そして、CBDは少なくとも30日間は継続して使用しないと効果を感じることは難しいです。
CBDを使用する上で味が苦手だと、どうしても継続して利用することに対し、後ろ向きになってしまうため、続けられず断念する方もいると思います。
価格も安価ではありませんので、長くしっかり続けたいと思う方や、味に重きをおいている方はブロードスペクトラムCBDを選んでいる方が多いです。
安心してCBDを取り入れたい、より苦味のない状態でCBDを取り入れたい方はブロードスペクトラムCBDをおすすめします。
まとめ
どちらを選ぶにしても、フルスペクトラムCBDもブロードスペクトラムCBDも、CBD量ではなくCBD濃度を見て選ぶようにしましょう。
CBDは成分を体に取り入れることで、身体調整機能の働きを高めたい人が使用するものになるので、濃度が薄いと効果が半減してしまいます。
また、価格についても安価なものばかりではありませんし、継続して利用することで効果が得られるものなので、自分にあったCBD商品を選び使用するようにしましょう。
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