加熱式タバコでは、さまざまな銘柄が販売されていますが、レギュラーよりも多くの支持を得ているのは「メンソール銘柄」。
紙式タバコから加熱式タバコへ切り替える際も、紙式タバコの時代からメンソールを吸っていて、加熱式タバコにスムーズに移行できたという意見が多数いるほど、メンソール銘柄は非常に人気です。
そこで、主要4社が提供するのデバイス(『IQOS(アイコス)』、『glo(グロー)』、『Ploom TECH(プルームテック)』、『PULZE(パルズ)』)でメンソール銘柄を比較して、どんな特徴があるのか、それぞれ検証してみたいと思います。
それぞれのデバイスで喫煙できるメンソール銘柄によって、特色が変わってくると思いますので、これを機に自分好みのメンソール銘柄を選ぶ際の参考にしていただけると幸いです。
それでは実際に調査をしてきましたので、早速ですが紹介していきたいと思います。
IQOS3 DUO
フィリップ・モリスが販売している加熱式タバコの主流と呼ばれる「IQOS(アイコス)」の最新デバイス「IQOS3 DUO(アイコス 3 デュオ)」。このデバイス対応のメンソール銘柄を見ていきましょう。
【マールボロ・ヒートスティック・メンソール】
ガツンとくるメンソールと吸いごたえで根強い人気を誇っています。ただし、喫味はあまりしないので、ただただメンソールを楽しみたいという方におすすめできる銘柄となっています。
【マールボロ・ブラック・メンソール】
「マールボロ・ヒートスティック・メンソール」愛用のIQOS(アイコス)ユーザーからもっと強いメンソールがほしい、という多くの要望を取り入れた味わいに仕上がっており、強烈メンソールのハイクリーンな味わいを実現しています。紙式タバコに一番近い味わいを実現させたとも言われ、紙式タバコから加熱式タバコへ移行する際も、「マールボロ・ブラック・メンソール」を試してみればスムーズに移行できるであろうおすすめのスティックとなっています。
【マールボロ・ヒートスティック・ブライト・メンソール】
グリーンフルーツの香りのフレバー系メンソールで、グッと吸い込んで、のどの奥を通り越して鼻奥にまで到達するメンソールの清涼感がとても感じられる銘柄となっています。問題のグリーンフルーツの香りは、よくよく感じようとすればうっすらとわかってくる程度です。いわゆるシトラス系ではあるけれど、まだ果皮が青い(緑の)段階のフレッシュな香りという表現が適切かもしれません。
吸い心地のバランスは絶妙で、清涼感は強いものの、決して辛みのきつくないメンソールという感じです。
そして青葉のような清々しさとともに、柑橘系フルーツのさわやかな、ほんの少しだけ甘い味わいが入り、いわゆる柑橘類の果皮に多い清潔感のあるリモネン臭を感じます。そしてその味わいに、タバコ葉の旨味が乗ってきて、味わいのよい銘柄に仕上がっていると思います。
【ヒーツ・フロストグリーン】
アイコス用ヒートスティックの廉価版ブランド「HEETS(ヒーツ)」のメンソール銘柄。
「ヒーツ・フロストグリーン」はなんといっても独特なアイコス臭が抑えられているところにあります。発売当初はメンソールが弱いという評判もあったほどですが、その巻き返しを図るべく登場した「ヒーツ・フロストグリーン」。しっかり強めのペパーミントの清涼感と刺激的な辛みがのどの奥を直撃し、目が覚めるような感覚を覚える味わいとなっており、しっかりとメンソールを感じられる銘柄となっています。
glo pro
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンが販売している加熱式タバコ「glo(グロー)」シリーズの「glo pro(グロープロ)」。このデバイス対応のメンソール銘柄を見ていきましょう。
【ケント・ネオスティック・インテリスリー・フレッシュ】
ガツンと強いメンソールで、ひんやりミントにより極上の氷冷感が突き抜けるような銘柄となっています。
逆に強烈すぎる苦味や突き抜けすぎて、強烈なアンバランス感を感じずにはいられないメンソール感だと思う人もいるかもしれません。
【ネオ・フレッシュ・プラス・スティック】
「ケント・ネオスティック・インテリスリー・フレッシュ」の突き抜けすぎたメンソール感から大幅に改良され、メンソールの清涼感にのみ個性を依存するのではなく、どこか香ばしいバニラのような甘さもふわっと楽しませてくれるという点は非常に好感が持て銘柄です。
スムース・フレッシュの系譜とも感じさせる二面性を持ち合わせてたメンソール銘柄で、ほどよいメンソールを感じたい方におすすめしたい銘柄です。
glo hyper
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンが販売している加熱式タバコ「glo(グロー)」シリーズの「glo hyper(グローハイパー)」。このデバイス対応のメンソール銘柄を見ていきましょう。
【ケント・ネオスティック・トゥルー・メンソール】
一言でいうと爽快感あるメンソール。こちらはフレーバーではないのでカプセルもないタイプになります。
とにかく強烈なメンソールという印象。連続で吸うと喉がやられるのでは?というレベルの強メンソールに仕上がっています。ミントの葉の香りが強いタイプではなく、喉のヒンヤリ感がひたすらに強い銘柄なので強いメンソールを求める方には吸いごたえのあるスティックになっていると思います。
【ネオ・フレスコ・メンソール・スティック】
キックも風味も申し分なく、もちろん歯磨き粉感はない仕上がりになっています。そこまでの冷涼感や突き抜ける感じはないのですが、メンソールの風味もタバコ葉の味も両方しっかりと味わえる、まさに王道のメンソール。個人的にはグローハイパーのメンソール銘柄なら圧倒的に美味しく感じられるものだと思います。
【ネオ・フリーズ・メンソール・スティック】
とにかく刺激やパンチが欲しいという方におすすめの銘柄で、吸った瞬間にパンチがきてキック感が非常に強いです。
しかし「ネオ・フリーズ・メンソール・スティック」は氷結のようなヒンヤリ感というより、「メンソールのミントの香りが非常に強い」といった印象で、よく言えば超スッキリ爽快!、悪く言えば歯磨き粉の様な味わいの銘柄のように思います。
Ploom TECH
JT(日本たばこ産業)が販売している加熱式タバコ「Ploom TECH(プルーム・テック)」シリーズの「Ploom TECH(プルーム・テック)」。「IQOS(アイコス)」や「glo(グロー)」と違い低温型の加熱式タバコ対応のメンソール銘柄を見ていきましょう。
【メビウス・メンソール】
がっつりとしたメンソールという印象で、ガツンと喉にメンソールが来るのでメンソールタバコ好きの方にはおすすめの銘柄です。
ニコチンの摂取についてですが、喉が少ししびれるような感じがします。
Ploom TECH+
JT(日本たばこ産業)が販売している加熱式タバコ「Ploom TECH(プルーム・テック)」シリーズの「Ploom TECH+(プルーム・テック・プラス)」。「IQOS(アイコス)」や「glo(グロー)」と違い低温型の加熱式タバコ対応のメンソール銘柄を見ていきましょう。
【メビウス・クリア・ミント】
「メビウス・クリア・ミント」はメンソールは多少控えめでとても吸いやすく、ハッキリした味わいで喉あたりも良く満足度の高いメンソールに仕上がってます。
ミント系ガムのようなスッキリした風味で、メンソール愛煙家におすすめの銘柄です。
【メビウス・コールド・ミント】
冷涼感が特徴的で夏に良く合うミントメンソール。クリアミントとはまた違ったメンソール感があり、歯磨きした後の様な爽快感が残る味わいとなっています。
【メビウス・ゴールド・クリア・ミント】
「クリア・ミント」、「コールド・ミント」に比べ、クリアミントのゴールド仕様。ガツンとくる吸いごたえが格段にアップしています。
ミントガムの味やメンソール感に違いは感じられませんが、とにかく吸いごたえの強い銘柄となります。
【メビウス・レッド・ミント】
アップルとミントの爽やかなフレーバーが特徴的なスティックです。プルームテックのレッドクーラーと味わいは同じなのですが、プルーム・テック・プラス専用のフレーバーになるだけで吸い応えが強く、ハッキリした味わいを感じられます。プルーム・テック・プラスに初めて登場するフルーツフレーバー。爽やかな甘さを好む方におすすめの銘柄となります。
【メビウス・パープル・ミント】
フルーティの中でも、人気の高いベリー系フレーバー。プルーム・テックとプルーム・エスに続いてプルーム・テック・プラスにも登場。まず吸引前から香るブルーベリー感がたまりません。ベリーをしっかり味わえますが、甘すぎないところが爽やかでおすすめです。新フレーバーのゴールドも最高でしたが、爽やかなフルーティをプラスで楽しめるのも愛煙家の方に好評のようです。
【メビウス・ゴールド・マスカットグリーン・ミント】
フルーツ系にゴールドリーフを用いたのは今回初めての取り組みです。しかもマスカットはリキッドとの相性が抜群!特徴は強い吸い応えの後にくる、あっさりとすっきりしたマスカットの味わいに仕上がっています。甘さも味も控えめですが、ほんのりマスカット風味と程よいメンソールミントが見事にマッチしていて、実にさわやかなフレーバーになっています。
Ploom S 2.0
JT(日本たばこ産業)が販売している加熱式タバコ「Ploom TECH(プルーム・テック)」シリーズの「Ploom S 2.0(プルーム・エス)」。「Ploom TECH(プルーム・テック)」や「Ploom TECH+(プルーム・テック・プラス)」と違い「Ploom TECH(プルーム・テック)」シリーズ唯一の高温型加熱式タバコ対応のメンソール銘柄を見ていきましょう。
【メビウス・メンソール】
レギュラー系より「匂い」が若干キツい印象もありますが、他の加熱式タバコに比べて匂いが抑えられています。公式では「キレのある強烈なメンソール」と表現していましたが、すごく強烈というより、強めの清涼感という印象。味については、いい意味でタバコ臭さがあるというか、口の中にタバコ感とメンソール感がバランス良く広がります。少しクセのあるメンソールですが、喫味を感じたい方にはおすすめです。
【メビウス・メンソール(クールエフェクト)】
メンソールよりも、ミントに近いクリアな味わい。ちょうどいい清涼感で爽やかなフレーバーだと思います。メンソールに比べて、吸いごたえは劣りますが、クセのない味わいで冷涼感のある印象です。清涼感が苦手な人はメンソールよりもクールエフェクトのほうがおすすめです。爽やかな清涼感とミントの甘味を感じられるフレーバーとなっています。
【メビウス・メンソール・パープル】
そのままのベリーの香りです。味については、ハッキリとしたベリーの香りと程よい清涼感を味わえます。メンソールに比べて、清涼感は弱め。香りはガムっぽいですが、味わいについてはタバコ感もあります。ベリーの香りが強いので、ベリー系が好きな人にはおすすめです。
【キャメル・メンソール】
強烈な清涼感で、思った以上のメンソールを楽しめます。スースーとするメンソール感が好きな人にはたまらない銘柄です。プルーム・エス史上最強のメンソールとしておすすめです。また、メンソールの甘味と強めの清涼感が口の中に広がり、少し苦味が感じられます。とにかく清涼感が良いアクセントになって、メンソール好きは満足すること間違いないと思います。
PULZE
インペリアル・タバコ・ジャパンが販売している加熱式タバコ「PULZE(パルズ)」。このデバイス対応のメンソール銘柄を見ていきましょう。
【iDスティック・ミント】
吸い始めは吸いごたえに物足りなさを感じてしますので 、加熱が完了してから少しだけ時間を置いた方が吸いごたえを感じられると思います。味わいはIQOS(アイコス)の「ミント」に似ていますが、吸いごたえ・キック感はパルズのミントの方がやや強い印象です。蒸気量とニオイはIQOS(アイコス)のミントより控えめに感じる銘柄となっています。
【iDスティック・メンソール】
味わいはIQOS(アイコス)の「メンソール」に似ており、吸いごたえ・キック感もIQOS(アイコス)のメンソールとほぼ同じ感じという印象です。蒸気量とニオイはパルズのメンソールの方が控えめ。ただし、パルズのメンソールは少しだけ苦味を感じる銘柄です。
【iDスティック・スーパーカプセルメンソール】
唯一のカプセルタイプの銘柄となっています。まずは、カプセルは潰さずそのまま吸うと、マイルドで優しいミント味といった味わいです。吸いごたえと冷涼感は想像していたよりもかなり弱め。
カプセルをつぶして吸ってみると、味は歯磨き粉系のミントといった感じ。メンソール特有の冷涼感はかなりアップしますが、それでも吸いごたえ・キック感はまだまだ弱めで、吸いごたえやキック感がほしい方は「iDスティック・ミント」や「iDスティック・メンソール」の方がおすすめです。
まとめ
現在各メーカー、続々と沢山の銘柄が発売されています。自身の好きなデバイスに自分好みのメンソール銘柄を選ぶ際の参考にしていただけると幸いです。
又、加熱式タバコに興味を持たれている方がいらっしゃれば、是非この機会にチェックしてみてください。
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