加熱式タバコの利用者が増えていますが、その火付け役とも言えるiQOS(アイコス)。
従来の紙巻きタバコよりも人体への影響が少ないとされていますが、実際にどの程度の違いがあるのかを知っていますか?
今回は加熱式タバコの特徴を交えながら、アイコスが人体に与える影響についてなどを解説していきます。
加熱式タバコの特徴
加熱式タバコは電子タバコの一種になります。しかし、電子タバコと言えば水蒸気式のタバコと認識される事が多いので区別をする為にも「加熱式タバコ」と呼ばれています。
加熱式タバコの大きな特徴は、火を使わずにタバコを吸える事です。従来の紙巻きタバコの場合は、火を使い燃やす事でニコチンを発生させていました。
その発生したニコチンは煙を吸う事で体に入っていきます。
しかし加熱式タバコは、タバコ葉に熱を加える事でニコチンを発生させます。
熱を加えて発生したニコチンは、タバコ葉に含ませたグリセリン類から出る蒸気と一緒に吸い込む事で体に入っていきます。
タバコを加熱しているだけなので、物を燃やす時に出る「タール」の発生量は紙巻きタバコに比べて9割以上削減しているとされているのです。
もちろん削減しているだけでゼロではないですが、それによって健康への悪影響も軽減できると期待されています。
加熱式タバコの比較
全国で買う事ができる加熱式タバコでは「アイコス」「プルームテック」「グロー」の3種類が有名です。どれも加熱式タバコなのでタールの発生は抑えられている商品なのですが、それぞれに特徴があります。
iQOS(アイコス)
アイコスは、3種類の中で最も紙巻きタバコに近い味が楽しめるとされています。
専用のタバコをカートリッジに差し込んで加熱して使用するタイプで、1本の容量は14吸いか6分間です。
14吸いというのは紙巻きタバコの平均とされる数で、6分間は他に夢中な事があって吸うのを忘れない限りは余裕のある時間とされています。
ただし1回吸うごとカートリッジを充電しないといけない仕組みの為、ヘビースモーカーの人は不便に感じるかもしれません。
Ploom TECH (プルーム・テック)
プルームテックは、日本たばこ産業(JT)が発売しており、ペンのような形状の本体にカプセルを差し込んでタバコを吸います。
カプセルにはタバコ葉が仕込まれており、3種類の中で最も手軽にタバコを吸えるとされています。
しかしアイコスやグローと比べると加熱温度が低く設定されており、タバコを吸ったという満足感は少ないと言われています。
glo (グロー)
グローは、独自の加熱システムになっていて、続けて複数本吸う事ができるのが特徴です。
専用のタバコをヒーターに差し込むだけで加熱してくれるので、アイコスに比べると手間が少なくて済みます。
ただしバッテリーと本体がくっついている構造なので、持ち運ぶ際に重さが気になるという人もいるようです。
アイコスの発ガン性物質は約10倍という情報の真相!
2017年6月に発表されたアメリカの記事のなかで、アイコスには高濃度の発ガン性物質が含まれていると書かれている事が話題になりました。
さらにその発ガン性物質の量は紙巻きタバコと比べて10倍だという情報まで広まり、アイコスをやめた利用者もいたそうです。
しかしタールの量が9割以上削減しているのに、本当に発ガン性物質が10倍も含まれるという事があるのでしょうか?
アイコスの発売元であるフィリップモリス社はこの情報に対して反論を展開しており、発表された記事で使われた測定方法がフィリップモリス社と異なっている等の理由をあげ、発ガン性物質が多いという事を否定しています。
ではなぜこの様な情報が出回ったのかというと、Vepe(ベイプ)の情報と混同したのではないかとされています。
ベイプはリキッドと呼ばれる液体を水蒸気化させ吸う仕組みの電子タバコです。
このベイプからはホルムアルデヒドという発ガン性物質が検出され、その量が紙巻きタバコの10倍だとニュースになりました。
発ガン性物質である”ホルムアルデヒド”は、リキッドではなく電子タバコ本体に付着していたと報告されています
電子タバコ本体の金属部品製造後に部品がきちんと洗浄されていなかった為、ホルムアルデヒドが含まれていた可能性があると言われています。
信頼された老舗メーカーは、そのような悪質な管理ではないので全てのベイプが発がん性物資がある訳ではありません。
更に実際にアイコスからは、ホルムアルデヒドは検出されておらずこの発ガン性物質が10倍という情報は事実ではありません。
アイコスの副流煙は有害か?
アイコスは煙のでないタバコなので、副流煙による受動喫煙の影響はほとんどありません。
実際に日本国内でも実験が行われており、受動喫煙による影響はほとんどなかったという結果も発表されています。
しかしこれらは完全に無害を証明しているのではなく、あくまでも影響が少ないとしているだけです。
大人よりも免疫力などが発達していない赤ちゃんの場合、アイコスの副流煙でも気管支炎や喘息を引き起こす可能性があると言われています。
紙巻きタバコに比べ多くの有害物質はカットされていても、副流煙は無害ではなく有害だという事は忘れないようにしましょう。
最後に
アイコスは紙巻きタバコに比べ有害物質の少ないタバコです。これはタバコを吸う人だけでなく、周りの人への影響も少ないと実験で証明されてきています。
またニオイも少ないので、紙巻きタバコよりも気にならないというメリットもあります。しかしあくまでもアイコスは煙草です。
有害物質は少なくても、タバコの中には確実に入ってはいます。アイコスだから大丈夫と安心するのではなく、自分の健康を考えて吸うようにしましょう。
⭐最新iQOS(アイコス)⭐
通販最安値9,190円(送料込)で購入出来ます
⭐最新iQOS(アイコス)ケースでカスタマイズしよう⭐
コメントを残す