タバコに関する増税は数年前から議論されていた話題で、近年になり実施されることが決定されました。
タバコの増税は国民の健康増進を政府が推し進めることを目的として行われるもので、一部の愛煙家や業者からは反発もありましたが、増税によるメリットの方が大きいと値上げが決まりました。
もちろんタバコ増税は国民の健康増進を推し進める目的で行われるので、健康面への被害が少ない加熱式タバコも増税対象となりました。
現在の加熱式タバコの相場価格
加熱式タバコは普通のタバコと比べ、税割合が低く設定されています。現在販売されている加熱式タバコの税率の相場は30%ほどです。
加熱式タバコはメーカーによって値段が異なりますが、1箱あたりの価格は420円〜460円ほどです。
普通のタバコもメーカーにより値段が異なりますが、おおよそ440円が平均的なので、現時点ではどちらの方が安いということはありません。
ただし、増税後はこの値段に大きく差が付く可能性があります。
増税の開始時期と値上げ後の金額とは?
増税の開始時期は、2018年10月頃から行われ、ここから5年間にわたって段階的に引き上げられる予定です。
つまり、2023年の10月まで、加熱式タバコは徐々に値段が上がっていきます。
また、現在は加熱式タバコのメーカーごとに税率に差がありますが、増税に伴いこの税率格差は縮小されるとのことです。
通常の紙巻きタバコは、4年間かけて1本あたり「3円の増税」が行われます。つまり、1箱あたり60円の値上げが行われ、増税後は500円程度になると想定されています。
一方加熱式タバコは、先述の通りメーカーごとに税率の差があるので、増税後の値段も一律ではありません。代表的な加熱式タバコに、アイコスとプルームテックが挙げられます。
アイコスとプルームテックの値段は現在460円となっています。増税後、アイコス538円以上、プルームテック536円以上になると言われています。
ただし、この値段はあくまで想定価格で、増税後の確定の値段ではありません。もし増税後もタバコを吸い続けるという方は、これ以上の値段になると考えておいた方がいいでしょう。
値段だけを見ると、増税後は紙巻きタバコより加熱式タバコの方が値段が高くなるようです。ただし、加熱式タバコはタバコを熱するための専用の機械が必要となります。
この機械も値段に大きく差があり、アイコスは10,980円、プルームテックは4,000円で販売されています。
こちらは定価価格なので、セール時などにはもっと安く手に入れることが可能です。また、加熱式タバコは充電や定期的なお手入れが必要で、こちらもお金がかかります。
これをくわえて考えると、紙巻きタバコより加熱式タバコの方がコスト面では負担が大きくなります。
ただし、値段や手間がかかる分メリットもあるので、どちらを選ぶからはそれらをすべて加味して考えてみましょう。
増税後の金額に関しては未だ不透明な部分もあり、今後の各企業の動きにより値段に大きな変動が出てくるかもしれません。
上記に記載した増税後の価格は、あくまで想定目安と考えておき、常に最新情報を手に入れられるようにしておきましょう。
最後に
加熱式タバコの増税は決定事項で、2018年10月から5年間をかけて段階的に値段が上がっていきます。
ただし、増税後にどのくらいの値段になるのかは未だ想定で、はっきりとした値段は分かっていないようです。
メーカーによっても増税後の値段は異なるので、常に最新情報を手に入れられる状態にしておき、どのくらいの値上げになるかチェックしていきましょう。
コメントを残す