従来の紙巻きタバコは、喫煙者に対する有害物質の影響だけでなく、副流煙を吸い込む周囲の人間への影響が否定できないものでした。
そこで、タバコの葉を燃焼しない加熱式タバコは、健康面以外にも多くのメリットがあると言われています。利用者が急激に増加している加熱式タバコですが、比較するといろいろな違いが見えてきます。
そこで今回の記事では、それぞれの「マナー・税金・メリット・デメリット」をご紹介します。
加熱式タバコのマナー問題
加熱式タバコは、紙巻きタバコよりも煙やにおいが少ないという魅力があり、愛用者が急激に増えています。しかし一方で、従来の「タバコ」とは異なる点が多いことから、マナーに関する問題が浮上しているのです。
紙巻きタバコは吸うことによって必ず灰が発生します。そのために店の中では灰皿が必須となるのですが、加熱式タバコは灰が落ちるという心配がありません。
灰皿がなくても吸えてしまうことが、新たな問題を起こしているとも言われているのです。
灰が落ちなくても、吸い終わった後はスティックやカプセルが残ります。このスティックやカプセルの処理がマナーとして問われているのです。
実は燃やすわけではない加熱式タバコは、吸い終わった後は可燃ごみとして捨てることが出来ます。ところがタバコの吸い殻を一般ごみとして処理することに抵抗を感じる人は少なくないのです。
加熱式タバコの税金比較
タバコには税金がかかっているということは広く知られています。
紙巻きタバコと比較すると、加熱式タバコは税金が安いのですが、その税率はタバコ会社によって差があるということは知っているでしょうか。
従来の紙巻きタバコにかかる税率は60%を超えています。
一方で、加熱式タバコの代表格であるアイコスのヒートスティックは約49%、グロースティックは約36%、プルームテックは約15%とどれも紙巻きタバコより安く設定されていますが、その差は大きいのです。
紙巻きタバコとは異なり、本数で税率を決めることが出来ないために、ひと箱につめられているスティックやカプセルの重量を見て税率を出しているため、こうした税率に差が出ると言われています。
紙巻きタバコのように、火をつけたら再び吸うことがないというわけではなく、加熱式タバコは同じスティックを後からまた吸うことが出来るため、税率の計算が複雑になっていると考えられるのです。
アイコスのメリット・デメリット
国内で加熱式タバコの先駆けとなったのはアイコス。メーカーも押し出しているように、その最大のメリットは「火を使わない・灰が出ない・ニオイが少ない」ということです。
アイコスは煙を吸い込むのではなく、加熱によって生じた水蒸気を吸うタバコです。そのために、煙による害がなく、においも発生しづらいという特徴があります。
アイコスのメリットとしては、ファッション性の高さを上げる人もいます。先駆けて発売されたことからユーザーも多く、専用ケースが充実していたり、オリジナルデコシールが販売されていたりと自分の好みにカスタマイズすることが可能なのです。
一方で、機械であることから充電は必須であるということは、ユーザーにとってはデメリットにもなります。
紙巻きタバコであれば火さえあればいつでも吸うことが可能ですが、アイコスは外出時には充電切れを起こす可能性は否定できません。
また機械であることは、定期的なメンテナンスの必要性や故障の問題もあります。特にアイコスは故障が多いとも言われており、カスタマーサービスのお世話になる人も少なくないのです。
グローやプルームテックのメリット・デメリット
グローとプルームテックは、アイコスから次いで販売された加熱式タバコです。双方のメリットとしては、連続吸いが可能ということがあげられます。
例えばアイコスの場合は、1本吸うごとに、だいたい5分前後の充電時間が必要となりますが、グローの場合は新しい1本に差し替えた場合でも、加熱時間の40秒を待てばすぐに吸うことが出来るのです。
ただ加熱時間の40秒は少し長いと感じる人もいます。アイコスの加熱時間は20秒ほどなので、このあたりはデメリットとも言えるかもしれません。
プルームテックは加熱時間が必要ありません。
たばこカプセルを装着したら、強く吸い込みます。自動で電源が入る仕組みとなっているので、煩わしさは少なくなっているのが特徴です。
そしてクリーニングの必要がないのはメリットと言えます。
ブルームテックの本体はバッテリーのみで、専用カプセルとカートリッジはすべて交換するので、クリーニングの必要はないのです。アイコスのように毎日メンテナンスをする必要がないのはとても嬉しいことでしょう。
ただ、プルームテックは加熱温度が低いということもあり、吸いごたえが足りないという声も聞かれます。タバコを吸う感覚をしっかりと味わいたい人には、この点はデメリットに感じる人もいるのです。
ニコチンが含まれていないリキッド式電子タバコ
紙巻きタバコと比較されるのが電子タバコですが、加熱式タバコも電子タバコの一種です。
そして電子タバコには他にも種類があります。それがリキッド式電子タバコです。
リキッド式は加熱式タバコと比較すると、煙の量が違います。実際には電子タバコから出ているのは煙ではなく水蒸気なのですが、加熱式タバコは煙(水蒸気)がほとんどでないのに対し、リキッド式は煙(水蒸気)がたっぷり出ます。
タバコを吸っているという感覚がより味わえるのが魅力なのです。
日本で購入できるリキッド式電子タバコは、実はニコチンが入っていません。禁煙に利用したり、香りづけに使ってみたりという使い方ができるのはメリットです。
海外における電子タバコの主流はリキッド式と言われていますが、種類がとても多いのが特徴です。しかし粗悪品などもなども多く販売されていることはデメリットとも言えます。
最後に
従来の紙巻きタバコに代わるタバコとして、加熱式タバコが注目されています。
煙やにおいが少ないというメリットがありますが、種類によっても仕様は異なります。電子タバコにはリキッド式タバコもあり、ニコチンを含まないリキッド式は禁煙などにも使用する人がいるのです。いろいろ比較して自分に合ったものを選ぶといいでしょう。
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